ドラゴンクエストとは??

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ドラゴンクエストとは、1986年に発売された「ドラゴンクエスト1」からシリーズ全体を呼称するようになったゲームタイトルの名称である。開発はエニックス。家庭用ゲーム機によるRPGは初タイトル。ドラクエのⅠ~Ⅲまでは「ロトシリーズ」と呼ばれ、続き物のタイトルだ。特にⅢの「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」は社会現象を巻き起こした。

ドラゴンクエストⅠ

開発陣

今、新しい伝説が生まれようとしている

今はスクウェア・エニックスという合併後の企業だが、DQ当初はエニックスという一つの会社だった。そのエニックスの第一回ゲーム・ホビープログラムコンテストで知り合う堀井雄二(シナリオライター)と中村光一(ゲームクリエイター)が、千田幸信(ゲームプロデューサー)が米の「アップルフェスト」でRPGに感化され、企画発案を行った。その三名に加え、キャラクターデザインを「ドラゴンボール」を執筆していた鳥山明(漫画家)が、音楽はCM音楽などを手掛けていたすぎやまこういち(作曲家)が担当。プログラムはチュンソフトが手掛け、ドラゴンクエストは制作された。

ちなみに、タイトルロゴデザインはジャンプ放送局のレイアウト担当の榎本一夫が行った。

「今、新しい伝説が生まれようとしている」とはドラゴンクエストのキャッチコピーだが、本当に歴史を作ってしまったんだから脱帽だ。

容量512kbit

同じファミコン作品だが、ドラクエⅢは2Mbit、ドラクエ2は1Mbitだった。
Ⅰは512kbitであったため、主にテキスト部において、データ削減案が盛り込まれている。具体的には、カタカナの数が省略されており、文字種を限定して対応した。使用したカタカナは20文字で、この範囲で全てのカタカナ表現を行った。

Ⅰではキャラクターのグラフィックも正面しかなく、横向きや後ろ向きは搭載されなかった。敵キャラも動きの表現をつけるリソースはないが、被ダメージで画面が揺れたり、HPがピンチになると色が変わる、などの後継作品にも続く土台を作った。

ストーリー

主人公は伝説の勇者「ロトの血を引く勇者」だ。敵ボス「竜王」にお姫様がさらわれたため、姫を救い出すべく冒険する。その目的達成のためには竜王を倒さねばならず、魔物を倒してレベルアップし、勇者を鍛え上げないといけない。ドラクエらしさは武器防具を装備することでキャラクターを強くすることだ。様々な場所を探索し、情報を得て、アイテムを入手し謎を解く。

戦闘

戦闘はランダムエンカウントを採用し、敵が発現するところのフィールドを歩くと画面が切り替わり、魔物と戦闘に突入する。魔物によりグラフィックが異なり、敵種類によりステータスも様々だ。

戦闘はターン制コマンドバトルを採用しており、そのターンでの行動を必ず選択できる。魔物か勇者か、逃げるを選択しなければどちらかが倒されるまで戦闘は続く。魔物を倒すと経験値が得られ、勇者の強化に繋がる。

復活の呪文

ドラクエ1はRPGだ。ゆえにゲーム開始からゲームをクリアするまでに大きな時間がかかる。Ⅰでは「セーブ」が搭載されておらず、復活の呪文という「パスワード」を入力することで続きがプレイできる。呪文のメモを間違えると続きからプレイできないため、ゲームの面白さとは対照的にそこがストレスでもあった。

ドラゴンクエストシリーズ

DQシリーズは2023年初頭現在、「XI」まで開発・販売されている。Ⅻも間近だと噂されているが、まだ噂で留まっている。
旧作は様々なハードでリメイクされ、最も長く続いている日本のRPGとしてギネスブックに掲載された。
国外での販売もされており、VIIIが海外のみで100万本以上売り上げるなど人気も高い。

 

シリーズ一覧

ドラゴンクエスト
ドラゴンクエストII 悪霊の神々
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
ドラゴンクエストV 天空の花嫁
ドラゴンクエストVI 幻の大地
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎

タイトルは上記の通り。
Ⅰ~Ⅲがロトシリーズ。
Ⅳ~Ⅵが天空シリーズ。
Ⅶ、Ⅷ、Ⅸは単独作品。
ⅩはMMORPG。
Ⅺは単独。
Ⅻは発売未定。

派生作品

「トルネコの大冒険」シリーズ
「モンスターズ」シリーズ
「いただきストリート」シリーズ
「スライムもりもり」シリーズ
「バトルロード」シリーズ
「ヒーローズ」シリーズ
「ビルダーズ」シリーズ
「ライバルズ」シリーズ
「ダイの大冒険」シリーズ

このほかにも派生作品は存在する。
ドラクエウォークのように携帯アプリにスピンオフしているものもあり、さすが日本を代表する国民的RPGと言えるところだ。

シリーズの特徴

プレイヤーがゲームの主人公となり、世界を体験することはシリーズ通して一貫している。プレイヤーが自由に受け止めてもらうため、主人公は言葉を発しない。最近のドラクエはボイスを当てることもあるが、やっぱり主人公には搭載されない。

キャラクターデザインを担当する鳥山明のキャラも印象的なものだ。「スライム」といえば、まずはDQのスライムを想像する人も多いことだろう。鳥山明のデザインだからこそのドラゴンクエストだ、という評価をする人が沢山存在する。

音楽はすぎやまこういちが主に担当していた。タイトル曲を聞いたらドラゴンクエストだ、とはっきりイメージできる曲を作れるすぎやま氏は圧巻だ。「聴き減りのしない音楽」というポリシーを掲げて制作しているらしい。

戦闘はターン制バトルもドラクエシリーズで一貫している。そして、敵を倒すことで経験値が得られ、レベルが上がっていく。特定のレベルに達すると新たな呪文やスキルを覚える事もある。職業熟練度という概念が加わったシリーズもあり、職業毎に用意されるスキルを習得することもできる。

世界観はいわゆる「中世ヨーロッパファンタジー」だ。「剣と魔法」の入り乱れる世界。各地に王国が在り、王が居て城下町があって都市や町がある。通貨はゴールドで統一。シリーズ全体で世界が異なっても、登場アイテムや呪文、モンスターなどは共通なものを採用している。

まとめ

DQシリーズのどの作品が好きだろうか?ロトシリーズもお姫様を助けたり世界を救うという感情移入がしやすいシリーズ。天空シリーズも魔王を倒せたときの達成感。職業が導入されてからは熟練度を上げるための雑魚狩り。など楽しめる部分は沢山ありました。

ドラチャンはそんなドラクエの名を冠しているバトロワ。想定プレイ対象が若干シリーズ物と違う気もしますが、FPSは面倒でプレイしないおっさん層をどこまで取り込めるかが鍵。手軽にプレイできるバトロワを確立してほしいものだ。

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